川崎 教会 とりなしの祈り 家の教会

2025年 年間標語 年間標語「強く、雄々しくあれ」(ヨシュア1章1~9節)


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『牧場の集いを上手にやるために』 牧師コーナー(826)

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 毎週集まる牧場の集いが楽しいものであれば、毎週集まること自体が楽しみになります。では、どのようにすれば楽しい牧場の集いになるでしょうか? ポイントは、「分かち合いの時間」がうまく進められているかどうかです。「分かち合いの時間」がうまく進めば、毎週集まること自体は大きな負担にはならないでしょう。
 人には自己表現の欲求があります。職場で働く男性たちが仕事を終えた後に居酒屋へ行くのは、お酒が好きだからというよりも、一日中たまった不満やストレスを言葉にして吐き出せる機会になるからだと言われます。女性たちもさまざまな目的で集まりますが、その集まりを通し、人と話すことで心にたまったストレスを解放しています。ですから、牧場の集いの中で私たちのストレスが解消されるなら、毎週集まることを嫌がることはないでしょう。また、牧場で祈ってもらい、個人的な問題が解決されていくなら、毎週会うことを楽しみにするようになるでしょう。そのため、牧場集いは自己表現の欲求を満たす場でなければなりません。
 信仰歴が長く、聖書の学びをよくしている牧者が導いているにもかかわらず、牧場が成長しない理由は、牧場のメンバーに自己表現の機会を与えず、教えようとしてしまうことにあります。牧場の集いは教える場ではなく、互いの人生を分かち合う場です。したがって、牧場メンバーが質問し、牧者が答えるという形で集まりが進んではいけません。また、常識的な助言を与えるのもよくありません。証しを語ったり、自分の考えを整理するのに役立つような問いかけをすることが大切です。牧場の集いでは、情報の交換よりも感情の分かち合いに重点を置くべきです。スポーツや政治、経済の話題は、食事の時間であれば構いませんが、分かち合いの時間に扱うべきではありません。インターネットを見れば、ほとんどの情報は簡単に手に入ります。そうした情報を牧場の集いで分かち合う必要はありません。牧場の集いでは感情を分かち合うことが重要なのです。集いを導く人は、情報を提供するのではなく、感情を表現できるような質問をするべきです。たとえば、「どう思いますか?」ではなく、「どのように感じましたか?」と尋ねることです。
 成長していない牧場は、分かち合いの時間に情報交換ばかりが行われ、牧場メンバーの自己表現の欲求が満たされていないのではないか、ぜひ自分たちの牧場を確かめてみてください。

趙 南洙師



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